思ったことを認(したた)めるブログ

日々暮らす中で思った、ちらしの裏に書くようなことを書いていきます。

お金を使わず仕組みを変える(定期2枚持ちのテクニック)

4月に入って新生活、というわけにもいかない今年の春。もちろんコロナウイルスで、入社したと思ったら自宅待機が命じられたり、あるいはひどい話だと内定取り消しなんかいう話も聞きますね。私自身、転職したのが昨年の秋で、以前の記事で書いたとおりとても安定した職場からベンチャー気質の職場に転職しており、結構失敗したなと思ったりするのですが、裏を返してみればタイミングが遅れていたら転職に踏み切ろう、新しいステージに上がろうと思わなかったと思うので、そういう意味では「ここしかない」というタイミングで転職できたとも言えるかも知れません。なにより、転職時に1人で欧州を回ることができたのはコロナ禍前だったことを考えると、人生は巡り合わせなんだろうなという思いを強くしました。マクラでこんな話をしているのですが、今日書きたい話はそういう話じゃなかったです。笑
今日は、何か課題を解決しようと思った時に「新しく何かを買う」であったり、「新しく投資をする」ということでなく、現状の仕組みを変えることで課題を解決出来るんじゃないか、というお話です。マクラで新生活の話をしたのは4月だから、というわけではなく、今日書く記事は自分自身の昨秋から始まっている生活でヒントを得たからです。

1枚の定期券利用から2枚の定期券利用へ
前職の時にはA鉄道会社のみを使って通勤していたのが、今の会社へ行くにはA鉄道会社からB鉄道会社に乗り換えて通勤しなければならなくなりました。元々、一つの鉄道会社しか使っていなかったわけですから、定期入れは1つだけで事足りていたのですが、この度2枚の定期券を持つようになりました。そこで、1枚(A鉄道会社)は定期入れに、もう1枚(B鉄道会社)は名刺入れに入れて、2社の定期券を使い分けることにしました。
そうすると、2枚の利用がごっちゃになってしまうことが多く、特にB社の改札を抜ける時にA社の定期券をかざしてしまい、改札で「間違えました」と申告して処理をしてもらうことが増えました。ただ、この問題はストレスになり、駅員さんの手間もとってしまいますが、実際に私が金銭的な損失を被るわけではないので別に構わないと言えば構わないのです。問題はもう一つ、それも金銭的に損失を被るものです。

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定期持ち旧体制

問題は片方の定期券を忘れてしまうこと
社会人としてあるまじきことだと思うのですが、私は名刺入れを持っていくことを忘れることが結構あります。前職時代はオフィスワークがほとんどで、名刺入れを忘れても特に問題はなかったですし、そういう自分の特性を踏まえて予備の名刺入れを常に鞄に入れていたので、営業職になった今でもその点では被害はないのです。
問題は「名刺入れ」ではなく、「名刺入れに入れた定期券」を忘れてしまうことです。A社の電車を降り、B社の電車に乗り換えるタイミングで名刺入れを取り出そうとしてないことに気づき、定期代を払っているにもかかわらずわざわざお金を払って電車に乗るというのは、安月給にサラリーマンにとっては結構な痛手、やっすい朝ごはん1回分くらいを持っていかれるわけです。

お金を使わず仕組みを変えて課題を解決
こういったことは多分ありふれたことだと思いますし、実際スキミング対策用のカードみたいなものを使って一つの定期入れで2枚を使い分けている人もいるかと思いますが、なんとなくそのために新しくお金を払うのも、、、と思ってしまうドケチな私。そこで、もう一度自分自身の癖や環境について改めて整理してみました。

  • 基本的に定期入れは絶対忘れない。財布と一緒に持ち運びしているし、前職時代から4年近く常に携帯しているので、もはや癖と化している。
  • 反対に、名刺入れは結構忘れることがある。スーツの内ポケットに入れているため、毎日スーツを脱ぐ際に覚えていたらちゃんと片付けているが、酔って帰ってきた時、くたくたになって帰ってきた時に入れっぱなしにして、翌朝忘れて出社してしまうことがある。
  • 家からA社の駅までは歩いて数分で、忘れても取りに帰ることができる。

この3点を踏まえた上で、私は新しいものを買うのではなく、仕組みを変えることで課題を解決出来るのではないか、と思い至ったのです。
それは、元々定期入れに入れていたA社の定期券を名刺入れに、元々名刺入れに入れていたB社の定期券を定期入れに入れるということです。まず、私は定期券は忘れない、という特性があるので、これまで忘れがちだったB社の定期券を忘れずもっていくように定期入れに入れ、元々定期入れに入れていたA社の定期を名刺入れに入れることにしました。これによって、まずB社の定期券を忘れないようにすることができると考えました。

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定期持ち新体制



一方で、名刺入れを忘れやすい、すなわちA社の定期券を持っていくことを忘れる可能性は上がるわけです。しかし、自宅からA社の駅までに距離は非常に近く、忘れ物をしても取りに帰ることができます。すなわち、名刺入れを忘れたとしてもA社の駅に乗るタイミングで自分が名刺入れを忘れたことに気づき、すぐに取りに帰ることができるというわけですね。
元々A社しか使っておらず、その時の癖で定期券にはA社の定期券を入れていたのですが、考えてみれば定期入れにA社の定期を入れなければならない、なんてルールはなかったわけです。

これまでの既成概念を疑う
新しい環境に移る際には、こういった既成概念を一度とっぱらって、抱えている課題に対してもう一度まっさらな視点から物事を考えることが必要なんだな、という気づきを得た出来事でした。そういう意味で、コロナの影響でテレワークが見直されているというのは非常に喜ばしいことだと思います。もっとも、「見直す」というよりも、この気に「強制的にテレワークに移行せざるを得ない」なかでこれまで渋ってきた会社のお偉方が考えを改めざるを得なかった、ということでもあるんでしょうけどね。個人的には、コロナ後に「テレワークでも生産性は上がらなかった」と以前の就業体制に戻ってしまうことを懸念しています。そりゃコロナ禍だったら普通に仕事しててもどう考えても生産性(≒時間あたりの収益?)は下がるわけで、これまでの「見せかけの好景気下の生産性」と「どん底まで経済活動が滞った状況下の生産性」を比べれば前者の方が高いのは目に見えており、それをもとに「やっぱりテレワークはダメだ」なんてならないことを切に祈ります。
最後に話が脱線してしまいましたが本日はここまで。

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